ダイダロスウォレットの起動が遅いときの対処法

奇抜倶楽部ステークプール管理⼈、YOWZAです。
今回は「Alonzo」対応後の体感速度の遅さについて、ステークプールオーナーの目線で記します。

9月13日の「Alonzo」ネットワーク切り替え以降、Twitterで”ダイダロス・ウォレットが重い”、”同期が完了しない”といったつぶやきが多く見られるようになりました。ダイダロス・ウォレットは、カルダノの全てのブロックチェーンをパソコンにコピーするフルノードのウォレットになります。フルノードのウォレットが起動時に時間がかかるのは、その特性上仕方のなの無いことですが、9月13日以降は、さらに時間がかかるようになりました。

以前の記事(「Alonzo」対応に伴う変更作業)でも記しましたが、ステークプールのブロックプロデューサーノードやリレーノードでも、メモリ使用量が約1.5倍に増加しています。

メモリー使用量増加の理由としては、スマートコントラクト機能の実装になります。カルダノは、2020年7月に公開したYoutubeでチェーンリンク(Chainlink/LINK)との提携を匂わせていましたが、2021年9月26日に正式に提携を発表しました。スマートコントラクト機能は、チェーンリンクとの提携には必要不可欠な機能であり、”異なるブロックチェーン間の連携”や”第三者の支払いシステムとの連携”、天気情報、スポーツ情報、保険契約といったブロックチェーン外部の情報とカルダノブロックチェーンを安全かつ信頼性の高い方法で繋ぐことができるようになりました。

機能がアップグレードすれば使用するリソースが増加することは仕方のないことですが、ダイダロス・ウォレットが重いのはどうにかしたいものです。

ヨロイは、フルノードではない簡易型のウォレットなので、ダイダロス・ウォレットの重さが気なる方は、こちらを利用してみるのも手です。

それでもやはり、ダイダロス・ウォレットを利用したい方はウォレットを起動させているパソコンを買い換える、もしくはメモリーの増量をしてみるのが良いと思います。増量する際は、16GB以上をおすすめします。

その他にも、アマゾンの仮想デスクトップを契約して、そこで起動する方法もあります。ダイダロス・ウォレットはLinux版も存在しているので、海外のVPS(Virtual Private Server)をレンタルして、常時起動させておくことも可能です。メモリー16GBを搭載したVPS利用料は、月額約2000円なので、その利用料でも安いと思う方は、導入すれば快適になるでしょう。

興味ある方は、ぜひご相談ください。

今回はこのへんで失礼します。

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